アドバイザー通信

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作文の宿題

先週と昨日、電情1年・電エネ1年に作文の宿題を出しました。

みんなも書いたと思うんだけど、覚えているでしょうか。

明日は住居1年です。

GW明けが提出期限です。

 

この作文提出で、個々の「文字」や「文章力」をチェックします。

課題を配布する前に、「作文が苦手な人」「字が汚い人」で問いかけると、ほとんどの学生が挙手しますね(笑)

そんなに作文って嫌い?

では、なぜ作文が嫌いなのか、考えてみたことはあるでしょうか。

 

聞いてみると、「何を」「どのように」書くのかわからないから、という理由が多いようです。

「何を」はテーマが出ているのですから、それを書けばいいだけです。

「どのように」は、作文であれば自由です。

ただし。

文法は守る必要があります。

そうでないと、読みにくくなるからです。

文法って、忘れているよね。

主語ー述語、ですら、守られていない文章を平気で書いているのですから。

 

この、文章を書くということや、字は丁寧に書くということを通して、みんなの社会性を見ています。

「読み手」がいる以上、その「読み手」のことを考えて書けなければ、社会性が足りないということになります。

一般的に、人見知りせず、よく人とお話ができる人は、自分を「コミュニケーションスキルがある」と勘違いしているケースがあります。

ですが、「読み手」を想像できず、自分用のメモのような乱れた字を書き、意味の通じない文章を書いている以上、「社会性」は不足しています。

 

仕事というのは、一人でできることはありません。

作業そのものは、一人で行うことも多いでしょう。

ですが、その作業は「依頼した人」や「報告すべき相手」が必ず存在します。

そうでなければ、単なる趣味にしかなり得ません。

必ず相手が存在するとなると、そこには社会性が必要です。

人と関わる、人と交わる、そこに「言語」が介在する、という考え方です。

話そうが、書こうが、「言語」を使っているからです。

 

今からでも遅くはありません。

自分の「言語力」と「社会性」を身に付けて行く努力を忘れないようにしてください。