今日の授業では、自分がやりたいと考えている技術に関する仕事以外に、どのような仕事があるのか、企業内の部署をもとに考えていきました。
部署名から、仕事の内容や、それが技術的な部署とどのようにつながるのか、考えてもらいました。
みんなに発表してもらったけど、まぁまぁ出てきませんでしたね。
技術は専門知識やスキルを持って働く部署です。
でも、会社はそれだけでは機能しません。
様々な部署があり、いろいろな仕事をする方がいらして、それで成り立っています。
そこに少しは気が付いてくれたらいいな、と思います。
後半は、自分がやりたい仕事、そしてその仕事に求められていること、さらに自分にはまだ足りていないこと、などをレポート形式で考えてもらいました。
この時点で、まだ自分のやりたいことがまったく思い浮かばず、一文字も書けない学生がいたのは衝撃です。
キャリア形成概論がスタートして、もう1か月以上。
いろいろな話をしてきたにも関わらず、まだ何も考えられていない。
まだ決まらない、というのは構いません。
迷ったり悩んだりするものです。
問題は、そのための行動が何一つできていない、ということ。
わからないなら調べる。
迷っているなら相談する。
など、決めていくためのプロセスをまったくせず、一歩も進んでいない状態であり、それをさほど気にもしていない様子が驚きなのです。
今日の授業をキッカケとして、少しは動き出してくれたらいいのですが。
動き方がわからないなら、なおさら、面談に来てほしい。
面談を申し出ることもできないのであれば…
おいで?と声をかけたときに、「はい」と言えばいいのに。
無言でいられては、なかなか私もフォローがしにくいですよ。
授業後の放課後、機械保守メンテナンスのお仕事を聞く機会がありました。
終わってからすぐ、3人の学生が面談の予約を入れてくれました。
いいね。
ぐちゃぐちゃする頭の中を整理するためでも構いません。
何か気づいたことが合って、それを言いたい、というだけでも構いません。
一歩が大切です。