アドバイザー通信

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履歴書について

今日の千葉は、寒くて冷たい雨でしたね。

 

昨日の就活カフェでは、みんなが履歴書や企業独自のESにチャレンジしていました。

そこで今日は少し、履歴書の項目について触れておきます。

 

志望動機

これは、「その企業に入社したい」という理由を書くところで、自分自身の意欲を伝える項目です。

たまに見かける学生が書く志望動機で、私が「これはあまりお勧めしない。むしろ書き直し対象」としているものをあげておきますね。

 

① 貴社の理念に共感

これは、本当にそう感じているのであれば構いません。ただし、その場合は、どのような部分での共感なのか、きちんと書く必要があります。

例えば、「お客様目線」のようなことが理念としてあった場合、なぜそれに共感するのか、自分自身の働く価値観にも触れる必要があります。

そして、似たような理念を掲げる企業は多くあります。ここは気を付けたいポイントです。

単純に、「理念に共感」だけ書いたとしても、「ふ~ん」と思われるだけです。

 

② 貴社の研修制度がしっかりしていることに惹かれる

会社で働くということは学校とは違います。「お金をもらいながら教わることができる」と思われたら、むしろ評価は下がると思われます。

新入社員というのは即戦力にならないとわかっていて採用します。

ですから、どの企業でも研修があるわけです。

これを意欲として書いたところで、採用担当者の心には響きません。

もちろん、なぜ研修制度がしっかりしていると入社意欲が高まるのか、きちんと説明すれば多少は違うでしょう。

元々、自己PRで自分自身のチャレンジ精神や向上心などをアピールしている場合は、良い結果になるかもしれません。

 

③ 見学したら社内の雰囲気が良かった

実際に働くとなれば、職場の雰囲気や先輩の様子は非常に重要です。「誰と働くか」は気にしたい環境でもあるからです。

ですが、「学生が見学に来る」ということを踏まえているとすると、どうでしょうね。

仕事場というのはいろいろなことが起き、トラブルやアクシデントもあります。常日頃から「良い雰囲気」とは限りません。

仕事はきれいごとではありませんからね。

それを、一部だけ切り取ってそこだけを意欲として伝えても、「浅いな」と思われてしまうのではないでしょうか。

 

では、何をどのように書くことが求められているのでしょう。

自分が採用担当者になったつもりで考えてください。

どんなことが書いてあったら、「もっと話を聞いてみたい」と思ってもらえるのか。

◆企業が自社の強みとして考えている、「企業のアピールポイント」をきちんと理解したうえで、それを自分も一緒にやっていきたい、そこに携わりたい、ということを探していきましょう。

◆その場合、同業他社との比較も欠かせません。その企業ならでは、のものを探す必要があります。

◆そして、何故その仕事がやりたいのか、ということも大切ですね。仕事を理解したうえで、本当にやりたいと思っているのか、辛い厳しい仕事であることもわかっているのだろうか?ということが大切です。

◆やりたいだけではなく、できると言える「根拠」も重要です。この「根拠」については、自己PRや頑張ったことを書くことで、「できそうだな」と思ってもらうことができます。

 

きちんと応募企業に合わせた志望動機を書けるようになっていきましょう。

推薦企業ではない応募の場合、書類選考が行われることも多くあります。読んでいただいた後、ぜひ選考に進んでもらいたい、と思ってもらえるかどうか。

これは、志望動機にかかっていますよ。